開発後助言

【アプリ運用】リリースしたアプリを「ユーザーに喜ばれるアプリ」に育てる8つの施策

こんにちは!

日々アプリを運用しつつも、
「これで合ってるのか?」
「喜んでもらえているのか?」
「どう改善していけばいいのか・・・」

と、想像を抱きながら日々こまめに更新をされているアプリ運用者様は少なくないはずです。(私も前職ではそうでした笑)

今回は、そんなふうに日々アプリを運用されている担当者様に向けたテーマです。

本記事は、以下に当てはまる方が、特に参考になります!

・アプリのダウンロード数を伸ばしていきたい方
・開発したアプリでどんな施策を行えばいいのか知りたい方
・アプリ開発を検討している企業の経営層やマーケティング担当者

それでは早速本題に入ります。

アプリマーケティングとは

昨今のスマートフォンの普及により、幅広い企業で導入され始めているアプリ。

そして、その影響からか「モバイルマーケティング」「アプリマーケティング」というワードもいろんな場所で耳にするようになりました。

少しだけ話がそれますが、「アプリ」と一言に言っても、SNSのようなアプリやサービスアプリ、マッチングアプリなど、様々な概念をもつアプリは存在します。

今回は、企業や店舗が持つ「公式アプリ」に焦点を絞り、お伝えしていきたいと思います。

話を戻し、「公式アプリ」を前提に、アプリマーケティングを端的に伝えるならば、

自社がSNSやWEBサイトなど、様々な媒体で持っている顧客をアプリに収集し、顧客が喜ぶ施策をアプリを通して体験してもらうことで、商品の購入やサービスの課題把握・改善、集客につなげる

ということなのではないかと考えています。

では、この「顧客が喜ぶ施策」とは何なのか?ここを紐解くヒントは本記事の後半で後述したいと思います。

アプリの運用を改善する前に考えるべきこと

ということで、早速、アプリの運用を改善していきたいところなのですが、まずその前に、整理しておきたいことがあります。

 

それは、

・現時点では顧客にはアプリというツールに対して、どういうアクションをして欲しいのか(認知拡大か、アプリをインストールして欲しいのか、アプリを使って欲しいのか・・・など)

・最終的にアプリを活用してどうしていきたいのか

まずは、上記を整理していきましょう!

ここを整理しておけば、後の工程で考えること、やることがとてもスムーズになりますし、逆にここの認識が異なれば、コツコツと更新していく内容も無駄になりかねないので・・・・

しっかり社内で話しあい、整理をしていきたいところです。

 

 

社内で考えるにあたって、上記の図を参考にしてみてください。

大まかに、上記の黄色3つの部分である下記①〜③に分けられます。

 

①アプリの認知を広げる広告やSNS

②アプリストアページのキーワード上位施策(ASO)

③アプリの改善・最適化

 

イメージ的には、広告やSNSでユーザーを獲得し、ASOでアプリのインストール数を強化、そしてアプリで、アプリで顧客体験の改善・最適化をするというようなイメージです。

この①〜③で、まずはどこに力を入れていきたいのかを洗い出しましょう。

そしてその後に、

最終的にはアプリの活用でどのような未来を作っていきたいのか

ここも再度洗い出し、社内で認識の共有をしていきます。

 

具体的な施策【認知拡大】

01.オンライン広告

アプリの認知を広げる施策として代表的なのはやはり「オンライン広告」です。具体的には、リスティング広告、ネイティブAD、アドネットワーク、SNS広告などがあります。

オンライン広告のメリットとしては、数値が可視化され、キーワードやターゲットのセグメントの選択ができることと言えます。より親和性の高いユーザーにアプローチを掛ける事ができるなど、打ち手として取り組みがしやすいでしょう。

 

02.オフライン広告

ですが、オフラインの広告(雑誌、折込チラシ、イベント、店内ポスター等)も、顧客の属性によっては有効的なので、検討してみるのもいいかもしれません。特に、実店舗がある企業であれば、店内ポスターや音声アナウンスで促すのも効果的かもしれません。

有名な公式アプリでいうと、ユニクロは店内ポスターでアプリの告知やメリットを端的に伝えています。

店舗に来たお客様はアプリの認知を広げる一つの有効的な施策と言えるでしょう。

 

03.SNSでの発信

InstagramやTwitterなどのSNSを活用し、アプリの宣伝を上手に行うのも1つの方法です。広告を打たずとも、日々の更新でこまめに発信していくことで、アプリの認知拡大&オーガニックユーザーを獲得している企業は少なくありません。

地道ですが、確実に認知UPにはつながるでしょう。

この施策で成功している企業は、アプリを活用したSNSキャンペーンやイベントをしています。

例えば、

・アプリをインストールしたら〇〇をプレゼント!
・アプリからの購入で○% OFF!
・アプリからの購入時に「〇〇」というワードを備考欄に入れていただけたらノベルティプレゼント!

など、SNSを通して行うキャンペーンに、アプリを巻き込むのです。

そこで、アプリの存在を知り、かつアプリのインストールにもつながる取り組みをされています。

また、SNSにおいてはインフルエンサーの力を借りて、アプリプロモーションをすることも有効な選択肢になるでしょう。

 

具体的な施策【アプリのインストール強化】

アプリを多くの人に利用してもらうためには、アプリストア内での優位性を確保することも1つの重要なポイントです。基本的にアプリはiPhone向けのAppStoreか、Android向けのGooglePlayを経由してダウンロードされます。

各ストアでの見せ方を工夫することで、検索順位のアップや競合アプリとの差別化を図り、インストール強化につなげます。

具体的なポイントとしては、大きく4つあります。

04.キーワード改善

アプリをリリースする際、検索キーワードを設定する箇所があります。検索された際に、上位表示されるためのキーワードです。

ここを改善することで、ストア内で検索される際の表示順位を改善していきます。基本的にはWebページのSEO対策と同じです。

ここは日々の分析が必要かもしれませんが、「ユーザーがどんなキーワードで自社のことを検索しているのか」を洗い出し、よく検索されるキーワードをストアに再設定します。

 

 

05.スクリーンショット画像の改善

スクリーンショット画像は、各ストアに掲載する際に設定する、アプリの紹介をする画像のことを言います。

App storeで見るとわかりやすいのですが、一覧の状態でも2〜3枚は表示される画像です。

掲載する画像の順番も設定することができるので、

特にApp storeの方では、画像を掲載する順番も加味して、わかりやすく、アプリで何ができるのかが端的に伝わる、魅力的な画像にするとインストールに有効的でしょう。

(※スクリーンショット変更時はアプリのアップデートが必要です)

 

06. プロモーション文 / 説明文の改善

 

スクリーンショット画像と別で、テキストでもアプリの説明を入れることができます。

ここもスクリーンショット画像の時と同様、わかりやすく、アプリでどんな体験ができるのかというのが伝わる文章にしてみましょう。

(※プロモーション文の変更は、アプリのアップデートなしで行うことが可能です。説明文は、アプリのアップデートが必要になります。)

 

07. レビュー改善

レビューは、インストールやアプリの改善に大きく影響を及ぼす重要な要素です。アプリはユーザーが使うものであり、実際に使ったユーザーの声がレビューに反映されるので、アプリ運用の改善に是非とも活用していきたいところ。

アプリのレビューを促すポップ表示などを工夫して活用していきましょう。

 

具体的な施策【アプリでの体験 / デザインの改善】

08.アプリの改善・最適化

そして最後に、アプリユーザーにより喜んでもらえるアプリにするための、アプリ改善・最適化を図ります。

しかしながら、アプリの運用に悩んでいる企業様の多くは課題が曖昧になってしまうのが現状です。

広告やSNS運用は数値化しやすいですが、アプリはユーザーの満足度がアプリの評価につながるため、一概に数値で判断し難いところがあります。

そんな中の一つの方法としては、Google アナリティクスのキャンペーンタグを使用した、データ計測があげられます。

URLに紐づく計測になるので、URLがあることが必須にはなりますが、工夫次第で、ユーザーが注目している内容を把握し、アプリのコンテンツを最適化させる一つの方法と言えるでしょう。

 

また、この段階での重要な部分としては、

①今一度、顧客体験のゴールをしっかりと設定し、

②そのゴールを達成するための、手段や見せ方は、アプリ内の体験やデザインを検討する

③行動ベースまで落とし込み、日々の運用を地道に続け、PDCAを回す

この3つの流れを意識することが重要です。

その中で、もしユーザーからアプリ体験のレビューなどを拾える施策などがあれば、よりゴール達成に近づきます。

しかしながら、アプリの改善は、広告のように短期では見えにくいところがあります。短期ではなく、中長期で取り組むPDCAの地道な作業が、重要なポイントとなります。

アプリ改善の成果が見えてくるのに取り掛かって最低でも3ヶ月〜1年はかかると考えておきましょう。

例えば、最近アプリのリニューアルをされた「中部楽器技術専門学校様」は、

・ユーザーがより快適に使えるアプリになるには?
・ゴールに近づくためには何を改善したらいいのか?

という部分を考えられ、結果、デザイン面では下記のようにガラッとイメージチェンジされました。さらには、よりユーザーに楽しんでアプリを使ってもらい、学習もできるような体験もできるアプリになりました。

 

 

最後に

段階別で、アプリの運用を改善する施策を挙げました。それぞれの段階が違えば、行う施策も変わっていきます。

特に、2番目の、ストアの改善については、アプリのアップデートが必要な部分もありますし、画像を変更する場合でも、画像サイズの仕様なども考慮した上で変更する必要があります。

また、最後のアプリの改善については、アプリの仕様によっても様々な上、設定したゴールの内容によって、アプリをどう変えていくかというのは、どこから手をつけたらいいのかが難しい部分になります。

もし、「改善したい!」と思う箇所が一箇所でも見つかれば、お気軽にアプリクッキングにご相談くださいませ^^

お客様の課題解決に向けて、一緒に考えていきます★

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

AppCooking

アプリ専門制作会社。 AppCookingの使命は、企業の課題をAPP-DXで解決することです。