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Googleがcookie廃止を発表!変わる広告

  1. Cookieとは?

普段回覧しているWebサイトから自分のスマホに保存される情報のことをcookie(クッキー)と呼んでいます。この情報に含まれるものとして、何回くらいこのサイトにアクセスしたのか?アクセスした時間はいつか?などが含まれているのです。ですから、cookieを解析する事で、あなたがどのサイトにいつ何回くらいアクセスしたかという情報が丸わかりになってしまうのです。

これだけ聞くと、cookieは個人情報の塊でそれがもし漏れてしまうと危険なのでは?と考える方もいるでしょう。しかし、このcookieがある事で私たちは非常に快適にインターネットを使うことができているのです。

例えばショッピングサイトなどにログインしたりする場合がわかりやすいかと思います。毎回ログイン画面でアカウント情報を入れるのは大変です。本来は毎回ログインする際に情報を入力しなければならないはずですが、一度ログインしたサイトにはすんなりとアクセスできることがありませんか?

これがcookieのおかげなのです。

一度サイトにログインした時のアカウント情報がcookieとしてスマホやPCに保存される為、2回目からはすんなりとアクセスすることができるようになるのです。これはWebサイトを頻繁に利用する方にとって非常に便利であると言えます。

しかし、個人情報であるcookieは他の人に漏れる事で悪用されることはないのでしょうか?実はcookieはそれぞれのWebサイトが作っており、そのサイトだけが読み込むことが可能になっているのです。ですから、cookieが悪用されるという可能性は極めて低いと言えるでしょう。

キャッシュとの違い

ちなみに、Cookieと混同しやすいものがキャッシュです。キャッシュはアクセスしたサイトのページ情報を保存しておく機能のことで、再度同じページにアクセスした時に表示速度を速くしてくれる働きを持っています。キャッシュはページ情報を保存しておくもので、cookieの様な個人情報は保存していません。保存している情報の中身が違いますから、混同しない様に注意が必要です。

ファーストパーティー/サードパーティー

そして、もう1つ重要な点があります。それは、cookieには「ファーストパーティーcookie」と「サードパーティーcookie」の2種類があるという点です。

ファーストパーティーcookieとは、私たちがアクセスしているサイト自身が発行しているcookieのことを指します。特徴としては、ユーザーにブロックされにくく精度の高いターゲティングが可能です。

サードパーティーcookieはアクセスしているサイト以外のドメインが発行しているものとなります。バナー広告などがその代表的なものと言えるでしょう。

私たちがスムーズにインターネットを利用する上で非常に重要な役割を果たしているのがcookieである事をご理解いただけましたでしょうか?

  1. Web広告との関係

タイトルにもある通り、GoogleのウェブブラウザであるChromeにおいて広告目的のサードパーティーcookieが他のネット広告企業に提供されるシステムを停止すると発表しました。これは、2022年までに段階的に実施するとのことですが業界に与えた衝撃は小さいものではありませんでした。理由としては、ユーザーのプライバシー保護とより安全な環境を作るという点が挙げられています。以前から、サードパーティーcookieに関してはユーザーが知らないうちに行動を把握されてしまう可能性が指摘されていました。その問題点を改善するという面に対してはこの規制は効果的であると言えます。

ちなみに、AppleGoogleよりもだいぶ前、2017年以降段階的に制限を強めてきています。Appleに続きGoogleまでcookieに制限をかけることになり、ターゲティング広告の配信などを扱う企業にとっては非常に大きな打撃となる事は間違いありません。

しかし、Googleは自社のGoogle広告に対しての影響はほとんど無いと言っています。これは、Google広告が利用しているユーザーデータがファーストパーティーcookieであるからと考えられます。Googleはサードパーティーcookieに頼る必要がないほどにファーストパーティーcookieを保有しています。ですから、今回廃止されるのはサードパーティーcookieだけであり、ファーストパーティーcookieのみで精度の高いターゲティングを成功させているGoogleにとってはそれほど影響がないと言えるのです。

先程、ターゲティング広告を取り扱っている企業は大打撃を受けると言いましたが、これはDSP広告という方法を使っている企業のことを指しています。Googleの様にファーストパーティーcookieを十分に持っている企業ではなく、Googleの様な大企業からデータを提供してもらいそのデータを元にターゲティングを行なっているような企業ですね。Googleからのデータはサードパーティーcookieとなりますので、今回の廃止の対象となってしまいます。

しかし、Apple2017年以降に制限を強めてきた事もあり、各広告業者はそれなりに対策を立てていたとのお話も聞きます。サードパーティーcookieに頼らなければ、さらに精度が高く安全な広告を配信することができるという見方もできるようです。

  1. アプリ広告AdMob

大まかにですが、Googleがウェブサイト向けに広告を掲載する為に行っているサービスはGoogleAdSenseです。それともう1つ、アプリ上に広告を表示させてくれるサービスが「AdMob」と呼ばれるものがあります。

ご存知の方も少なくありませんが、改めてAdMobについてご紹介していきたいと思います。

AdMobはアプリを開発した方向けに作られたサービスで、開発したアプリに広告を表示しそれをユーザーがクリックすることで収益を上げることができるというものとなっています。

AdMobのメリットとしては一般的に単価が高めと言われています。AdSenseはなかなかクリック単価が安く、高単価のものはクリックされづらいというのが現状です。しかし、1クリック100円という場合もあるAdMobは現状で最もクリック単価が高いと言われている広告なのです。

また、モバイルアプリに特化した内容となっていてアプリの内容や動きに合わせて表示させたり、様々なタイミングに広告表示をさせる事も可能です。自由度は断然AdMobの方が高いと言えるでしょう。また、AdMobGoogleの子会社のような存在となっていますので、報酬の未払いやトラブルなどのリスクも限りなく低いでしょう。このように、モバイルアプリ向けに広告を入れる際には、AdMobが最も効率よく収益を上げることができるはずです。

注意点としては、毎月の利用料金がかかる点ですね。最低でも月額2000円は必要となります。その他にも規約違反があった場合などのアカウント凍結などもありますが、ルールを守って運用していれば問題ありません。

利用料に関しても、高単価のAdMobであればすぐに回収できるのではないでしょうか?

続々とモバイルアプリが配信されている中で、開発者が効率よく収益を上げる為にはAdMobの導入は欠かせません。今以上にスマホの技術進歩が進み、アプリも多く開発され続けていけば、AdMobもさらに発展していくことでしょう。

Web広告に代わり、AdMobのようなアプリ広告が主流となる日も近いのかもしれません。

さいごに

Appleに続き、Googleもサードパーティーcookieを廃止するという事もあり、世界的にcookie廃止の流れは強くなってきています。それと同時に、スマホの技術進歩・モバイルアプリの普及も追い討ちをかけWeb広告が今までよりも効果が薄くなってきているような気がします。

GoogleAdMobに力を入れ始めているとの情報もあり、Web広告主流の時代が終わり、アプリ広告主流の時代が始まろうとしているのではないでしょうか。

パソコンでサイトを回覧する時間よりもはるかにスマホでアプリを起動している時間の方が長いと言える現代社会ですから、この流れも不思議ではないのかなと思います。今、広告業界は大きな転換期を迎えていると言えます。

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