開発前助言

今どきのアプリはデザインも重視する!

みなさんはアプリを開発する時、何を重視していますか?使い勝手や内容を重視しているという方は多いと思います。しかし現在、それと同じくらい大切なのが”アプリそのもののデザイン”です。本記事ではアプリのデザインが重要な理由と、デザインを決める上で重要なポイント、そして今どきのおすすめデザインをいくつかご紹介します。

デザインの種類

 アプリ開発におけるデザインには2つの種類があります。
1つはユーザー・インターフェース(User Interface)です。これは、アプリが表示されている画面上のすべてのものを指します。
もう1つがユーザー・エクスペリエンス(User Experience)です。これは、ユーザーがアプリを使っている時にどのように感じているかを指します。両方に共通する、アプリの価値のベースにあるのは「ユーザーがアプリを通しての体験に満足しているか」ということです。その大きな柱の一つが、アプリのデザインなのです。

デザインのポイント

 アプリのデザインを決める上で重要なポイントは次の5つです。
1つ目はターゲットを明らかにすることです。まずは、作成しようとしているアプリを使うことが想定されるユーザーの年齢や性別、趣味や利用状況(家、電車、学校など)などの情報を把握しましょう。

2つ目は、シンプルさを重視することです。1ページで出来る操作は1つまで、というのがシンプルな画面設計の鉄則と言われています。説明文は不要なデザインにし、見た瞬間にそのページで何が出来るのか、何をすればいいのかがわかるデザインにしましょう。具体的にボタン、レイアウト、配色、タイポグラフィー、ストレスフリーの観点から以下の工夫ができます。

【ボタンの配置】

①ボタンとボタンの間に十分な余白を設け、押し間違いを防ぐ
②色などを用いて「押す」ことを分かりやすく伝える
③ユーザーが予測しやすいように、「戻る」ボタンを左上に置く
④よく使うボタンは操作しやすい位置にレイアウトする
⑤メインを邪魔しないボタンのデザインにする

【レイアウトの工夫】

①要素の端をそろえてすっきりとさせる
②1つのアプリ内は同じレイアウトパターンで統一する
②スペースに余裕を持たせる
③スクロール可能であることを察知しやすくする
④タップによるメニュー表示は近くに設定する

【配色のポイント】

①カラーパレットを作成して使用色を絞る
②同じ要素は同じ色でパターン化して使う
③文字と背景の色に差をつけて読みやすくする
④読解すべきコンテンツは文字を黒、背景を白にして読みやすくする
⑤鮮やかな色、淡い色など色のタイプを統一して使う

【タイポグラフィーの注意点】

①フォントは基本的に日本語、英語でそれぞれ1種類ずつ用い、太さを調節する
②iOS端末、Android端末での表示のギャップに注意する
③行は詰めすぎず、読みやすくする

【ストレスフリーのために】

①よく使う操作は2回までのタップとする
②動画の自動再生を避ける
③開いた瞬間に音が出ないように設計する
④ページ移動の必要性を最小限に抑える
⑤「UNDO」などを設置し、戻す作業を容易にする
⑥ユーザーに進行度を%などで示す
⑦わかりやすいアイコンにする
⑧アニメーションを簡潔にする
⑨学習コストがかからない操作をデザインする
⑩メニュー項目数を少なくする

3つ目は、ユーザーの目線を意識することです。
ユーザーは「Fの法則」と言い、アルファベットのFの字を書くようにページ内で目を動かすと言われています。したがって、その目線を意識してアイコンやメニューなどを配置すると誰にとってもわかりやすいデザインになります。瞬時に理解が出来るデザイン、指で押しやすいボタン配置などを考えましょう。

4つ目は、時代にマッチしたデザインにすることです。スマホ市場は常に変化し続けています。技術の発展やトレンド、新しい価値観などを踏まえることがとても大切です。

5つ目は新鮮なデザインにすることです。新しいアプリが次々と開発される中、デザインにおける斬新さや新鮮味はユーザーの心を引く良いアクセントとなります。使いやすく、かつ新鮮なデザインでユーザーの心を掴みましょう。

おすすめデザイン

 次に、今どきのおすすめデザインを4つご紹介します。

1つ目は3Dグラフィックです。3Dグラフィックは美しくリアルなビジュアルでユーザーの感度を高め、言葉の簡略化や言葉だけでは伝えられない情報の伝達を可能にします。最近はスマホに強力なチップが搭載されたことにより、スマホ画面でも3Dグラフィックが完璧に機能するようになりました。3Dグラフィックには専門的な技術や高いレベルでの芸術センス、手間、作業時間が必要とされますが、ユーザーに高いレベルのインパクトを与えることができます。

2つ目はキャラクターにストーリーを持たせることです。
ユーザーが共感できるようなストーリーを設定し、そのストーリーに合わせてキャラクターをデザインする方法です。オリジナルのキャラクターを中心に、メッセージ性のあるビジョンを作り上げることをユーザーの目標とさせます。キャラクターの存在は、ユーザーに安心感と親近感を与えるでしょう。

3つ目はボタンを省くデザインにすることです。
ボタンはアプリにとって欠くことができない主要ツールの一つですが、近年「ジェスチャーのみで検索をする」「音声デザインを採用する」などの新しいデザインも注目されています。
ボタンが存在していたスペースがなくなるため、よりクリエィティブにスペースを活用することが可能になります。

4つ目は、アニメーションを取り入れることです。
ビジュアルに動きが加わることにより、ユーザーは直感的にアクションを起こすことができるようになります。またアップロードなどを待つ時間は、アニメーションの働きかけによってユーザーにとっての無駄な時間を有意義な時間へと変えられるでしょう。このように、良いデザインの全てに当てはまるのは、ユーザーに寄り添い使い心地の良さを最優先に考えられたものなのです。

 いかがでしょうか?アプリ開発において、デザインがいかに重要であるかをご理解いただけたと思います。今後アプリ開発をする際には、本記事で述べたデザインを取り入れて、より質の高いアプリ開発に努めてください。

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