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オウンドメディアをアプリ化するメリット・デメリット

オウンドメディアをアプリ化するメリット・デメリット
多くの企業がオウンドメディアを立ち上げる中、近年オウンドメディアのスマートフォンアプリ化がトレンドになっています。そこで本記事では、オウンドメディアのアプリ化を検討している方に向けて、オウンドメディアをアプリ化するメリットとデメリットについてご説明します。
オウンドメディアをアプリ化するメリットを5つ挙げます。

メリット

利用率の向上

1つ目は「利用率の向上が期待できること」です。
総務省が発表した2017年の通信利用動向調査によると、近年スマホの利用者とアプリの利用時間が急増しているそうです。このことから自社サイトやブログのみではなく、アプリを活用して情報発信することで閲覧数が増加すると考えられます。

更新情報を通知

2つ目は「更新情報を通知しやすいこと」です。
アプリにすると、更新したタイミングでプッシュ通知をすることができます。オウンドメディア運営者が悩む大きな問題の一つに新しいコンテンツをアップしても読者に気づいてもらいにくいことが挙げられるのではないでしょうか?ターゲットが訪問してくれるのを待つしかないWebページとは違い、アプリのプッシュ通知では伝えたい情報をリアルタイムで届けることができます。またプッシュ通知は、メルマガと比べて開封率が約3倍高いと言われています。このようにアプリのプッシュ通知を活用することで、オウンドメディアのアクセス数や再訪問率を上げることができます。

他のアプリとの相乗効果

3つ目は「他のアプリとの相乗効果が狙えること」です。オウンドメディアをアプリ化して定期的にコンテンツを更新すると、アプリの利用機会を増やすことができます。つまり購入ペースが月に1~2回のECサイトなどに比べて、高いアクティブ率を維持できると考えられます。それに加えて、アプリのアンインストールの防止にもつながります。

他のアプリとの相乗効果

4つ目は「機種変更やブラウザバージョンの影響を受けにくいこと」です。
ブラウザの機能変更によって、オウンドメディアの掲載内容は影響を受けることがあります。アプリであればこれらの影響を受けないため画面に載せる要素やレイアウトなどの自由度が高く、意図したデザインのまま崩れることがありません。

ロイヤルカスタマー向けサービス

5つ目は「ロイヤルカスタマー向けサービスにできること」です。
オウンドメディアのコンテンツ自体は共通でも、Webサイトでは検索エンジンを経由して初めて、訪問する人を想定して商品情報を表示させることができます。
一方アプリでは既に商品を利用している人向けに、活用法やトレーニング情報を表示することがメインとなっています。そのため同じオウンドメディアでも違うアプローチ方法で、より広いユーザーをターゲットにすることができます。

アプリを活用することで、情報を一方的に発信するのではなく必要なときに必要なターゲットへ情報を提供できるのです。このようにオウンドメディアをアプリ化すると”より多くの人に”、”効率良く”、”リアルタイムで”、”意図した内容のまま”、”情報を届けたい相手へ”、”確実に”情報を発信することができるのです。その一方で、何も考えずにとりあえずアプリ化すれば良いわけではありません。アプリ化する上でのデメリットもいくつかあります。次の章では、そのデメリットについてご説明します。

オウンドメディアをアプリ化するデメリットを3つ挙げます。

デメリット

開発コスト

1つ目は「開発コストがかかること」です。
自社独自のアプリを製作するには、当然開発コストがかかります。アプリ化することにより、開発コストを上回る利益が出せるのかを見極めることがとても重要です。

ダウンロード促進策が必要

2つ目は「アプリのダウンロード促進策が必要であること」です。アプリ化するからには、ユーザーにアプリをダウンロードしてもらうことが必要です。しかし、オウンドメディアのコンテンツが読めるという機能だけではダウンロードのきっかけになりにくいのが現状です。クーポンの配布やキャンペーンを行うなど、アプリのダウンロードを促進する施策が求められます。

並行運用

3つ目は「Webサイトとアプリを並行運用しなければならないこと」です。アプリをインストールするほどではないけれど、このブランドやショップは好きだというユーザーのためにWebサイトも残しておく必要があります。
しかし、アプリ用とブラウザ用で全く別の環境にコンテンツを置いてしまうと、更新作業が二重になるという問題が起こります。これを防ぐためには、RSSフィード読み込み機能を取り入れるなどの工夫が必要です。RSSフィード機能 とは、Webサイトにアップした情報を自動でアプリ側に反映させる機能です。アプリ開発時にこのRSSフィードを読み込む設定にすることで、更新作業の手間が省けます。この機能を取り入れることが難しい場合は、Webサイトをこまめに更新することが大切です。

アプリほどのリアルタイムな情報提供はできないとしても、アプリとWebサイトの情報量の差を極力減らすことが必要です。新規ユーザーにとってはWebサイトが最も触れやすい情報源であるため、将来的なアプリ利用者の新規獲得・増加のためにも、効率的に工夫して並行運用をしましょう。

以上で述べた3つのデメリットに加えて、アプリ化する際に注意すべきことがあります。それは「テーマによってはアプリよりもブラウザ閲覧率が高いこと」です。ニールセンが2016年に行った調査では、新聞社系ニュースアプリや旅行・グルメアプリは、アプリよりもブラウザ利用時間の方が長い人が80%以上という結果が出ました。このように、必ずしもブラウザよりもアプリの方が閲覧率が高いとは限らないのです。よってオウンドメディアのアプリ化を検討する際は、アプリ化することによってどのくらいの利益が見込めるかをしっかりと把握することが重要です。

ここまで、オウンドメディアをアプリ化するメリットとデメリットについてご説明しました。まとめると、主なメリットは
①利用率の向上が期待できること
②更新情報を通知しやすいこと
③他のアプリとの相乗効果が狙えること
④機種変更やブラウザバージョンの影響を受けにくいこと
⑤ ロイヤルカスタマー向けサービスにできること

です。アプリはWebブラウザに比べて、リアルタイムで情報を提供することができます。またターゲットを絞りやすいため、必要な人に必要な情報を提供することができます。

一方でデメリットとして
①開発コストがかかること
②アプリのダウンロード促進策が必要であること
③Webサイトとアプリを並行運用しなければならないこと

が挙げられます。ただアプリ化すれば良いわけではなく、アプリ化するからには多くの人にダウンロードしてもらう必要があります。

それには当然開発コストや運用費がかかります。また必ずしもブラウザよりもアプリの方が閲覧率が高いとは限らないため、アプリ化の際には開発コストや運用費用を上回る利益が出るかを見極めることがとても重要です。オウンドメディアのアプリ化を検討している方に、この記事が少しでも役に立つと幸いです。

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