アプリ開発をするなら企画とマネタイズを考えよう!
アプリ開発に欠かせない要素として企画とマネタイズが挙げられます。
本記事では、その2つの要素について詳しくご説明します。
企画について、優れたアプリを開発するにはユーザーの欲求やビジネスにおける効果を踏まえてる必要があります。この章では、アプリ開発の企画書に盛り込むべき内容と、良い企画書を作るためのポイントをいくつか述べます。
企画のポイント
まず、アプリ開発の企画書に盛り込むべき柱は3つあります。
目的
1つ目は、アプリを利用するユーザーの目的です。
支持されているアプリは、どれもユーザーゴールがしっかり意識されています。アプリを開発する際には、企業側のメリットよりもユーザー側のメリットを優先的に考えて企画書を作成しましょう。
メリット
2つ目は、ユーザーにアプリを利用してもらうことで得られる企業側のメリットです。
ユーザーの満足度の次に大切なことは企業側の利益です。お店の認知度の向上など、ビジネス運営に役立てられるメリットやアプリ開発の先にある企業の目的を、あらかじめ意識しましょう。
機能
3つ目はアプリの機能です。
操作方法はわかりやすいか、利便性に優れているか、機能は多すぎないかなど、充実させるポイントと簡潔にすべきポイントを押さえましょう。また、類似のアプリを参考にすることも有効です。多くの支持を集めているアプリを参考にすることは、重要なヒントを得るきっかけになるかもしれません。
次に、良い企画書を作るためのポイントを7つ述べます。
アプリの確認
1つ目は、ネイティブアプリかWebアプリかを確認することです。
アプリにはWebブラウザで使用するWebアプリと、スマホなどにダウンロードして使用するネイティブアプリがあります。Webアプリは、容量を使わないことやOSごとの開発が不要というメリットがあります。一方ネイティブアプリは、プッシュ通知が利用でき、動作が速いというメリットがあります。どちらの形式を選ぶかによって開発のコストや開発期間が変わるので、総合的に考え開発を始める前に決めておきましょう。
OS対応
2つ目は、どのOSに対応させるかを決めておくことです。
ネイティブアプリを作る場合は、対応OSをどれにするのかを決める必要があります。
機能の線引
3つ目は、最低限必要な機能を把握することです。
IT業界の発展は目まぐるしいため、準備に時間をかけすぎると競合に遅れる可能性が高くなります。したがって、ユーザーの反応を見ながら段階的にリリースするプランを立てると良いでしょう。
容量
4つ目は、アプリの容量を確認しておくことです。
ターゲットユーザーの使用機種によっては、容量の大きさが利用のネックになることがあります。必要な機能を盛り込み、データサイズはできるだけ小さくとどめる努力をしましょう。
ビジネスモデル
5つ目は、ビジネスモデルが構築できているかを見極めることです。
ビジネスで生き残るためには、具体的なビジネスモデルを構築することが大切です。
どのような方法でどれくらいの収益を上げるのかを企画段階で考えておきましょう。
利用期間
6つ目は、長期的に愛されるアプリを作ることです。
アプリ開発会社のCertatimの分析によると、多くのユーザーは飽きやすく、今あるアプリの75%は非アクティブでダウンロードされないという結果でした。
長期的に愛されるアプリを開発するには、飽きられないための仕組みを考えることや、定期的なアップデートを施すことが重要です。
デザイン・ユーザビリティ
7つ目は、優れたデザインやユーザビリティを重視することです。
多くの人に長期間利用されるアプリの共通点は、デザイン性やユーザビリティが高いことです。美しいデザインのアプリは目につきやすく、多くの人の心を魅了します。専門の業者に開発を依頼する場合は、デザイン性やユーザビリティを重視するところに発注すると良いでしょう。
マネタイズのポイント
次にマネタイズとは、ネットの無料サービスを収益化することです。
作るアプリによって選択するべき収益モデルは異なります。この章では、今主流の収益モデルを5つご紹介します。
マネタイズ
1つ目は広告でのマネタイズです。
広告でのマネタイズには、文章・画像・動画を利用してアプリ内に帯状の通知をするバナー広告、設置したボタンをクリック・サービスの販促画面へ移動するオファーウォール型広告、ゲームのスタート画面などにあるアイコンをクリックするアイコン広告、全画面に広告を掲載する全画面広告などがあります。
フリーミアム
2つ目はフリーミアムによるマネタイズです。
これは、基本サービスは無料で利用できるようにし、一部プレミアムなサービスを有料にすることで収益化を図る仕組みです。
課金
3つ目はアプリ内課金によるマネタイズです。
これは、アプリ内の商品をユーザーに購入させて利益化する方法です。
サブスクリプション
4つ目はサブスクリプションによるマネタイズです。
これは、サービスの使用料を月単位や年単位で支払わせる方法です。
スポンサー
5つ目はスポンサーシップによるマネタイズです。
これはユーザー自身が企業の広告スポンサーとなり、報酬としてスポンサー料を受け取る方法です。
いかがですか?アプリ開発の際には企画とマネタイズをしっかりと考え、優れたアプリを作りましょう。