【SNSをフル活用】企業がSNSに力を入らなければならない理由
企業SNSの運用をしている方で、効果的な運用方法がわからずに困っているという方はいませんか?そこで本記事では、そのような方に向けてSNSの重要性・利用することにより見込める効果と、日本の大手SNSの特徴から分析した運用ポイントについてご説明します。
SNSの普及率
近年インターネットが発展し、スマホの普及率はますます高まっています。それに伴いSNSの利用者数も増加しています。総務省の統計によると、SNSの利用率は2012年では41.4%でしたが2016年では71.2%にまで上昇しています。このユーザーの増加は、企業と消費者の関係がより密接になったことや、企業が購入者の声を直接聞くことができるようになったことも示しています。
また、SNSで情報を集める人も増加しています。友人のFacebookやTwitterの情報をもとに行きたいお店を見つけたり、Instagramの写真からファッションアイテムを購入したりするなど、SNSの情報を活用するユーザーが増えています。このように、消費者がアプリを導入して継続して使い続けていることから、SNSの重要性は高まっていると言えます。よって、企業がSNSの潜在能力を最大限に発揮するには、 それらの特徴を把握し上手く活用することが非常に重要であると言えます。まずSNSを利用することにより見込める効果として、認知度の向上、ブランディング、ロイヤリティ向上が挙げられます。SNSを活用するユーザーは、共感したコンテンツを拡散する傾向にあります。
そのためSNSを通して企業が新しいユーザーと接点をもつことで、認知度を高めやすくなります。また企業は、消費者にただ企業や商品の存在を認知させるだけではなく、どのような企業なのか、他にどのような商品があるのかをユーザーに知ってもらうことが大切です。SNSを使うことで、ユーザーに対して企業らしさを継続して発信することができ、消費者に自分たちの会社についてより詳しく知ってもらうことができます。その結果ユーザーにブランドイメージが付きやすくなります。消費者に企業・商品を認知してもらい、ブランドのイメージや信頼がアップすると、ロイヤリティの向上も見込めます。ここでのロイヤリティとは、消費者に繰り返し同じブランドの商品を買ってもらえるようなブランドへの信頼のことです。ユーザーと企業の距離が近いSNSは、対話を通して企業への信頼や安心感を高めやすくなります。
SNSの運用ポイント
次に運用のポイントをご説明します。
本記事ではFacebook、Twitter、Instagram、LINEの日本の大手SNSサービスについて、それぞれの特徴とそれを活かした運用ポイントを述べます。
まずFacebookは、実名登録が原則の世界最大のSNSです。
国内月間アクティブユーザーは約2,800万人で、ユーザーは30~50歳代が中心です。企業アカウントの作成が無料でできるため、ビジネス目的でも多く使用されています。他のSNSよりもユーザーの年齢層が高い傾向にあることから、より丁寧でわかりやすい投稿をすると良いでしょう。また広告のメニューが豊富で、リターゲティングやフィード広告なども可能です。ターゲットにピンポイントでお知らせしたい時に特に有効であると考えられます。
次にTwitterは、匿名で利用できる最大140文字で言いたいことをつぶやくのが特徴のSNSです。国内月間アクティブユーザーは約4,500万人で、10~50代の幅広いユーザーがいます。こちらも企業アカウントの作成が無料でできます。Twitterでは、フォロー&リツイートのプレゼントキャンペーンでフォロワーを増やしたり、参加しやすく公式アカウントの印象を残せる企画をしたりすることで、フォロワーの増加やその後のエンゲージメントを向上させることができるでしょう。
次にInstagramは、写真・動画など視覚で楽しめるコンテンツを共有できるSNSです。国内月間アクティブユーザーは約2,900万人で、10~30代の女性が多く利用しています。こちらも企業アカウントを無料で作成でき、ビジネスプロフィールでは、投稿のエンゲージメントの確認やInstagram広告の作成などができます。
また最近のバージョンアップによって、ショッピング機能を使ったフィード投稿にはビジネスプロフィールに「ショップ」ボタンが表示されるようになりました。これによりInstagramのプロフィールページがショーケースのようになり、投稿からECサイトの特定の商品に誘導して購入に結びつけたり、Webサイトのサービス説明を見てもらったりすることが可能になりました。
LINE
次にLINEは、友人とのコミュニケーションで最も使われている国内最大のSNSです。国内月間アクティブユーザーは約6,000万人で、比較的幅広い年齢層で利用されています。実際、2018年12月にコムニコが公開した「10代~30代女性のSNS利用スタイル調査」では、LINEを毎日利用すると回答した人が86% に昇りました。LINE@というビジネスアカウントをで無料で作成でき、「友達」に追加したユーザーにはメッセージを一斉送信することができます。また、店舗やECサイト内で友だち追加のアピールをしたり、クーポン配布や定期的なメッセージ配信をしたりすることで再来店・再来訪のきかっけを作ることができます。LINEを上手く活用して、継続的なつながりを持てるようにすると良いでしょう。
ここまでSNSの重要性・見込める効果と、日本の大手SNSの特徴から分析した運用ポイントについてご説明しました。上記でご紹介したSNSは、数あるユーザーとのタッチポイントの一つです。重要なことは、それぞれのSNSの特徴を活かして効果的に利用することです。企業SNSを運用する際には、ターゲットにマッチするSNSを選択しましょう。この記事が、企業SNSを運用している方にとって少しでも役立つと幸いです。