アプリリリース後、 利用者が増えない場合はどうすればいい?
アプリをリリースしたけど利用者数が増えない…とお悩みのアプリ担当者はいらっしゃいませんか?
そのような方のために、国内のスマホ市場とユーザーの動向を踏まえた上で、アプリ利用者を増やす方法についてご紹介します。
日本のダウンロード数の傾向
スマホアプリのダウンロード数は2011年頃から増加しています。
そして2013年頃を境に、アプリのトレンドは「購入して利用する有料アプリ」から「無料アプリのアプリ内課金」へと変わりました。App Anieによると全世界のアプリダウンロード数は、2017年には約1,950億回に到達しています。
うち日本は、世界でも3番目のダウンロード数牽引力を持っています。
さらにスマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView) 」のデータによると、国内ではスマホ利用時間のうち92%をアプリが占めていることが分かりました。
またアプリの利用時間増加に加えて、1ヶ月に利用されるアプリの数も増加しています。アプリの増加数が最も多かった若年層において、月間に利用されるアプリの個数が増加したカテゴリーはエンターテイメント・Eコマース・ファイナンス・家族とライフスタイル・効率化/ツールの5つでした。
もっとも人気なのはエンターテインメント
中でもエンターテイメントカテゴリーでの増加が最も多く、これはTikTokの利用拡大や様々な動画配信サービス、漫画やゲームアプリの利用者の増加が影響していることが分かります。またEコマースやファイナンスカテゴリーでは、新しいフリマアプリや各ペイメントアプリが大きく利用者数を伸ばしています。
しかし1ヶ月で利用されるアプリの数が増えても、毎日利用されるアプリが増えているとは限りません。
実際消費者は、アプリの選択肢が増えているにも関わらず日常的に利用するアプリは、普段使い慣れているものを選択する傾向にあることがわかりました。豊富にあるオプションの中から自社のアプリを選択してもらうためには、より高品質なユーザー体験を提供することが重要になっています。
利用者を増やすための対策
では、リリースしたアプリの利用者を増やすためにはどのような対策をすれば良いでしょうか?
その具体的な方法を4つご紹介します。
1つ目は、レビュー投稿の仕組みを考えることです。
多くの人が、アプリをダウンロードする前にまずレビューを確認します。
よって、レビューの評価が悪いとダウンロードされない可能性が高いです。反対に、レビューが上がればダウンロード数を伸ばせる可能性が高まります。実際に、評価のよいレビューを書いてくれそうなユーザーに絞って投稿を依頼したところ、ダウンロード数が伸びた事例も多数あります。
2つ目は、ユーザー獲得のためのサイトを作ることです。
公式サイトで詳しいアプリの魅力が紹介されているものとサイト情報が全くないアプリでは、もしレビューが同じである場合、きっとサイト情報が豊富なアプリを選ぶでしょう。アプリ内だけで十分だと考えず、ユーザー獲得のためのサイトを作ることも効果的です。
3つ目は、有益なコンテンツを提供することです。
ユーザーにとって有益なコンテンツを追加することによって、ダウンロード数を増やす対策もあります。
そのようなユーザー目線のコンテンツと一緒に使うと効果的なサービスが、Pieceが2020年3月末にリリースしたPiece MAです。Pieceとは、あらゆる業種のアプリをカスタマイズしてくれるサービスです。ユーザーのアプリ利用を分析しながらアプリ戦略を練ったり、商品やイベント・ショップアプリの特性に合わせて盛り込む機能を取り入れたりすることができます。その中でも、マーケティングオートメーションに特化したものがPiece MAです。ステッププッシュを使い、マーケティングレイヤーに応じたアプローチを自動で展開してくれます。このPiece MAを一緒に使うことで、有益なコンテンツのステッププッシュ通知をしてくれるので、ダウンロードユーザーの維持に役立ちます。
4つ目は、休眠ユーザーを復帰させることです。
休眠ユーザーとは、アプリをダウンロードした後に長らく起動していないユーザーのことです。休眠ユーザーを復帰させることが効果的な理由は、マーケットの飽和で新規ユーザーの獲得が難しくなったからです。したがって、新規ユーザーを狙うより端末で眠らせているアプリを再起動してもらう方が労力が少ないと考えられるのです。そのためには、ユーザーニーズに向き合って機能を特化させたり、仕様変更などのイベントを行ったりしてユーザーがアプリを起動する理由を作ることが必要です。