iOS14がリリースした1週間後に14.0.1がリリース!アップデートの内容は?
iPhoneやiPod touch向けの最新OS「iOS 14」が、日本時間9月17日に配信されました。
iOS 14では「Appライブラリ」と呼ばれる、インストールしたアプリをカテゴリーごとに自動で整理できる機能が追加され、よりホーム画面を見やすくカスタマイズすることができます。従来ではホーム画面の右端にした置けなかった「ウィジェット」も、iOS 14ではホーム画面上に配置できるようになり、置けるウィジェットのサイズも変更できるようになりました。
またiOS 14では、動画を縮小して他のアプリの表示の上に載せて表示する「ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)」も追加され、YouTubeなどの動画を視聴するときは、動画をドラッグすれば好きな場所に置くことが可能です。他にも、電話などの着信画面やSiriの利用表示領域がコンパクトになったり、世界11か国語に対応している「翻訳」アプリが実装されました。
さらに「マップ」アプリでは、一部地域において自転車や電気自動車用に最適化されたルート案内ができるようになり、一部地域では店舗や観光スポットの案内も表示されるようになりました。「App Clip」という、アプリの一部をダウンロードして必要な機能だけを呼び出せるサービスも追加され、iOS 14によって私たちの生活はより便利になることが期待されています。
その一方で、「アプリが起動しない」「一部の機能が使えなくなった」など、iOS14にアップデートしたことによるいくつかのバグ報告もあります。
そこで、バグの解決策としてAppleは、25日に「iOS14.0.1」と「iPadOS14.0.1」をリリースし、下記のバグ修正が行われました。
・iPhoneの再起動後にブラウザとメールのデフォルト設定がリセットされる可能性がある問題を修正
・iPhone7とiPhone7 Plusでカメラのプレビューが表示されない可能性がある問題に対処
・iPhoneがWi-Fiネットワークに接続できない可能性がある問題を修正
・一部のメールプロバイダでメールが送信できない可能性がある問題を解決
・Newsウィジェットで画像が表示されない可能性がある問題に対処
この結果、アプリの不具合を解消できたという肯定的な感想がSNSに多く投稿されました。しかし中には、iPhone本体の動きが鈍くなるなどの不満も上がっており、iOS14が安定するまでにはまだまだ時間がかかることが予想されます。
今後の更なるアップデートを期待するためにも、まずはバグが修正された最新のiOS14.0.1へアップデートしておくといいでしょう。