開発前助言

【インスタ、エアビー、Slack等】 人気サービスの初期ユーザー獲得方法

リリースしたサービスを多くのユーザーに支持してもらうためには、初期ユーザーをどれだけ獲得できるかが重要です。多くの時間と費用を費やしているにもかかわらず、ユーザーが集まる気配が無い…とお悩みの方はいらっしゃいませんか?そこで本記事では、リリースしたサービスの初期ユーザーを獲得するためのコツと、今では世界で人気のInstagram、Airbnb(エアビー)、Slackの3つのサービスそれぞれの初期ユーザー獲得方法をご紹介します。

初期ユーザー獲得方法

初期ユーザーを獲得するポイントは、プロダクトを作り込むことと正しいマーケティングチャネルを選定することです。プロダクトを作り込むとは、ユーザーを深く理解して彼らのニーズや問題を解決するプロダクトサービスを提供することです。そのために大切なことは次の3つです。

ターゲットカスタマー

1つ目は、ターゲットカスタマーのことを正確に理解することです。
彼らにどのような欲求があるかを正しく理解し、それを踏まえて高い価値を感じてもらえる製品を届けることが、顧客拡大の重要な鍵となります。自らユーザーに直接会いに行き、サービスの気に入っているところや改善すべきところを話し合いましょう。ユーザーにより近い位置で寄り添い、単なるリサーチだけでは築き得ない深い関係を構築すると良いでしょう。ユーザーからのフィードバックが、サービスを改善していく上で最も信頼出来るガイドラインとなります。そのガイドラインを使い、顧客がなぜそのサービスを使い続けてくれているのか、なぜ使うのをやめてしまったのかなどの質問に対する明確な答えを持てるようにしましょう。
そして何度もテストを繰り返しましょう。

プロダクトの質を高める

2つ目は、プロダクトの質を高めることです。
ニーズを正しく捉えることは、そのサービスが広がる大きなきっかけとなります。

できる限りシンプルなプロダクト

3つ目は、できる限りシンプルなプロダクトにすることです。最先端のテクノロジーを駆使しても、そのサービスがユーザーのニーズを満たしていなければ意味がありません。逆に言えば、ユーザーのニーズを満たしていれば最低限の機能に絞ったシンプルなサービスの方が、使いやすさと用途に適しているという点でユーザーの満足度が上がるのです。

マーケティングチャンネルの選定


次に、正しいマーケティングチャンネルを選定するコツは次の3つです。

プロダクトの価値

1つ目は、確実にプロダクトの価値をユーザーに伝えることです。
その際、小さなコミュニティの大切さと口コミの影響力を念頭において、規模が小さいからこそ利用すべきチャンネルを見つけましょう。

コミュニティーを活用

2つ目はコミュニティーを活用することです。
1つ目でも述べたように、ユーザーのSNSでの発信や口コミには多大な影響力があります。ユーザーに、自身のコミュニティー内の人にサービスの魅力を伝えてもらい、より多くの初期ユーザー獲得につなげましょう。

マーケティングチャンネルを限定しない

3つ目は、使用するマーケティングチャンネルを限定しないことです。メールリストやオンラインコミュニティ、オフラインでのミートアップなど、大きな企業は手をつけないような場所でもプロダクトの価値を広め、少しずつスケールを大きくしていくことが大切です。

次に、Instagram・Airbnb(エアビー)・Slackの3つの人気サービスの初期ユーザー獲得方法をご紹介します。

Instagram

まずInstagramは、口コミで初期ユーザーを獲得していきました。
Instagramの原型であるBurbn(バーボン)のユーザーを集めるために、ファウンダーはシリコンバレー地域のスタートアップ関連イベントに出席しては、会う人にアプリのインストールをしてもらいました。

その後、ユーザーがチェックイン機能よりも写真のアップロードを頻繁に行っている事に着目し、フォトシェアリング専用のアプリとして、現在のInstagramに作り替えて再リリースを行いました。

Airbnb(エアビー)

次にAirbnb(エアビー)は、ブロガーへのコンタクトで初期ユーザーを獲得していきました。
きっかけは、カンファレンスの来場者にエアベッドの貸し出しを知ってもらうために、デザイン関連のブログにエアビーのサービス内容を記事にしてもらったことです。その時のアイディアをAirbedandBreakfastというサービスに進化させ、カンファレンス参加者たちをターゲットとして広がっていきました。

Slack

最後にSlackは、口コミとPRで初期ユーザーを獲得していきました。最初の3ヶ月は、友人の10つの会社で使ってもらうように頼み込みました。すると社内の一部のスタッフが利用し始め、その後全社に広がり始めました。
このように初期ユーザー獲得のためには、ユーザーヘの理解を深めてそのニーズに的確に応えることです。その上で、最初は小規模でも地道なマーケティングを続けることが初期ユーザーの獲得につながるのです。リリースしたサービスの発展に、この記事が少しでも役立つと幸いです。お読みいただきありがとうございました。

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